pkm
Personal Knowledge Management — 個人が自分で書き、繋ぎ、維持するノートシステム。Obsidian、Roam Research、Logseq、Scrapbox、Tiddlywiki、Zettelkasten 等の文脈で語られる。
hn-karpathy-llm-wiki で qaadika が llm-wiki への主要な反論軸として提示した立場。
qaadika の主張(要約)
You never (or rarely) write the wiki yourself — the LLM writes and maintains all of it.
この記述に対し、
- 書く過程こそが価値である。ノート作成は思考を深める行為で、shower thoughts 的な予期せぬ洞察を生む
- 4,100 ノートを Obsidian で自作しているが、AI 生成コンテンツは
==BEGIN AI-GENERATED==マーカーで隔離している - LLM に書かせた知識ベースは個人性(personality)を失う
llm-wiki との両立
Karpathy は「人間はソース選定・探索・問いを立てることに集中、LLM はブックキーピング」と分業を提案している。qaadika の批判は「書く=思考を外注してはならない」という point で、llm-wiki は「ブックキーピングを外注する」と位置付ければ原理的には両立可能。
ただし実運用上の境界は曖昧:
- wiki ページの要約は「書く」に入るのか、「ブックキーピング」に入るのか
- LLM に 100% 任せると思考機会を失う
- 人間がドラフトを書き、LLM が cross-reference・矛盾検出・書式統一を担う役割分担が現実的な中道
本 wiki の方針
本 Vault はメタ wiki(llm-wiki について学ぶ wiki)なので、LLM に書かせることに抵抗は小さい。しかし、以下は人間(ユーザー)側に残す:
- 何をソースとして選ぶか
- どの主張を強調するか(ingest 時の短いレビュー)
- 自分の実運用上の意見・判断(LLM には見えない体験)
ユーザー固有の意見・評価は wiki/ ページ内に節として追加し、LLM の書き換え対象から保護する運用を検討中。
関連ページ
- llm-wiki — 対比される分業モデル
- hn-karpathy-llm-wiki — qaadika 批判の出典
- obsidian — qaadika の使用ツール